6回裏の高川学園攻撃時の判定をめぐって、ビデオ検証要求が今大会初めて受け入れられなかった事例が起きた。

試合後には尾崎泰輔審判副委員長が報道陣へ説明も行った。尾崎副委員長はビデオ検証のルールについて「当該判定があった後、または当該判定に関するプレーが一段落した後、速やかに球審に対してビデオ検証を求めることができる」とあるとし、今回の要求は「速やかではなかった」と判断されたとした。

“速やか”の基準については「ないんですよ」といい「これは審判の判断ということになります。今日のケースは守備側の選手がもう全て三塁とレフトのラインを越えて(ベンチ方向へ)下がっていた。高川学園の選手、バッテリーも投球練習を始めようとしていた頃。『速やか』という部分でご説明をして、もうビデオ検証を受けられませんということで、高川学園さんの監督さんにご説明して、納得していただいて、ご了解を得て、検証しなかったという背景です」と話した。

問題の場面は、高川学園が1点を追いかける6回2死一、二塁の場面。一打逆転の場面で、9番田中良典内野手(2年)の打球は一ゴロとなり、投手がカバーしてアウトとなったが田中も懸命に一塁へ走ったため、微妙なタイミングだった。

今大会から導入されたビデオ検証。要求を受けながら実行されないという初の事例となった。尾崎審判副委員長は「試行錯誤しながらやっているので。今後進化することについては普段考えながらやらせていただいています。もちろん現場のご意見も聞きながら」と語った。

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