<オープン戦:広島3-3阪神>◇22日◇広島

 惜別の一発-。広島は22日、対阪神とのオープン戦を広島市民球場で行った。0-3の6回、嶋重宣外野手(32)が値千金の同点3ラン。試合は3-3の引き分け。この日は広島市民球場での最後の試合で、ナインは今季から使用する新ユニホームに身を包み“最終戦”を戦った。雨の中集まった2万6083人の観衆は、最後まで拍手を送った。

 6回2死一、二塁。嶋がゆっくり打席に入る。5回までわずかに2安打。阪神石川に抑えこまれていた。“最終戦”を勝利で飾らなければ-。「この球場がこれで本当に最後。勝ちたかった。チャンスで何とかしたかった。そういう気持ちでした」。石川の真ん中外寄りの直球をとらえると、打球は左翼ポール際に飛び込んだ。わき上がる大歓声。「今日最後の打席、この球場で打ててよかった」。6回終了時に交代した嶋はそう振り返った。

 オープン戦で初安打が出たのは20日。絶不調だったがこれで3試合連続安打と上昇気配だ。ブラウン監督も「よくここまで調子を戻してきた」と評価。チームの連勝も止まらずオープン戦首位をキープ。クリーンアップを担う強打者の復活が、最後の市民球場に花を添えた。【網

 孝広】

 [2009年3月23日10時51分

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