<中日1-0日本ハム>◇24日◇ナゴヤドーム

 もうヒット1本で喜ぶ段階は卒業した。日本ハム中田翔内野手(20)が中日戦に代打で中前打を放ち、2試合連続安打とした。だが「緊張感?

 なかった。ヒット?

 う~ん」と今季2度目の完封負けに、口を開くことなくバスへと乗り込んだ。

 9つの「0」が並んだスコアの中で、一番の見せ場をつくった主役だった。1点を追う7回2死で登場。「代打、中田」のコールに、敵地のスタンドからも大きな拍手が起こった。変化球に手を出さずカウント1-2と有利に進め、続く4球目の直球を中前に運んだ。大村打撃コーチは「変化球をきっちりと見切っていた。成長していると思います」と評価した。

 続く代打二岡は左太もも裏に張りを訴えて3試合ぶりの出場だったが、初球の内角直球を右翼線にはじき返した。「後ろで見ていて、みんなインコースを苦労していたので(内角に)くると思った」。一、三塁とチャンスは拡大。中田のヒットが雰囲気を変えた。お祭り騒ぎだった前夜の再現。その準備は整ったが、投手を8番におき、好調の9番で打順を固定していた金子誠が三塁ゴロで終幕。本塁は遠かった。これで2カード連続で初戦を落とした。【本間翼】

 [2009年5月25日8時29分

 紙面から]ソーシャルブックマーク