<阪神4-0オリックス>◇5日◇甲子園
力強い藤川球児投手(28)が帰ってきた。9回。まずは辻を151キロ真っすぐで空振り三振に仕留めると、代打日高は変化球で二飛。最後は代打小瀬からも151キロの真っすぐで空振り三振を奪い、試合を締めた。最速152キロ。5月19日ソフトバンク戦以来7試合ぶり、今季15戦で3度目のパーフェクト投球で復調をアピールした。
「おれに何聞くことあるの?」。4点リード、セーブのつかない場面での登板。「最後は別におれじゃなくてもかったんだけどねえ」。久々に出たジョークも復調の裏返しかもしれない。続けて「勝てて良かった」と心からの笑顔も出た。
真弓監督は「4点入ったから球児じゃなくてもよかったけど、ブルペンで肩が出来上がってたんでね」と説明。8回2死無走者から“うれしい誤算の2得点”もあったが、3日楽天戦の冷や冷やセーブなど調子がいまひとつ守護神に、重圧の少ない場面で調整登板させたい意図もあったようだ。
6試合続けて走者を出すなど、不本意な投球内容に期するものがあったのだろう。心機一転、この日からグラブをオレンジから茶色に変えた。「今年は(身も心も)全部変えてる。改善の途中です」。旺盛な向上心が、完全復調への道しるべになる。
[2009年6月6日12時13分
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