2軍調整中のソフトバンク新垣渚投手(29)が1カ月ぶりの実戦登板で復調をアピールした。10日のウエスタン・リーグ阪神戦(福岡ヤフードーム)で、6回から2番手として登板。スライダーの制球を取り戻し、7回1死まで4者連続三振を奪った。2死後に連打を浴びて1点を失い、2回2安打1失点。「直球(最速147キロ)はもっとスピードが欲しい」と反省した上で「リラックスして投げられた。スライダーは良かった」と白い歯を見せた。

 5月9日の西武戦後に2軍落ちして以降、ミニキャンプを張って走り込んだ。再びノーワインドアップに戻し「打たれてもいいと覚悟して、腕を振ろうと考えた」。視察した秋山監督からも「テンポが良かったし、腕も振れていた」と評価。次戦は16~17日のウエスタン・リーグ広島戦(雁の巣)で先発する見込み。交流戦後の1軍復帰へ順調なスタートを切った。

 [2009年6月11日11時15分

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