<ロッテ9-1阪神>◇13日◇千葉マリン

 ベンチ裏での試合後会見を阪神真弓明信監督(55)は自ら打ち切った。「もう、切り替えてやるしかないです、以上」。話し始めてから約1分。間違いなく就任してから最短となる会見時間が逆に、苦しいチーム状態を雄弁に物語った。

 3回裏に福原が自らの失策も絡んで2死から3失点。先発が崩れ一方的な展開になった。「ミスからね。もちろん、きっちりしないといけない。焦っているわけではないけど投球もリズムがなかった」

 あの上げ潮ムードはどこに消えたのか。3日に楽天田中に今季初黒星を着けた勝利から、ブラゼル加入の勢いも手伝って4連勝。交流戦期間中の借金返済も夢ではなく現実的な星勘定だった。だが西武ドームで1点差負け連敗など、歯止めはかからず借金8は今季最多タイだ。

 会見を終えバスへ移動する途中、いつも強気で前向きな姿勢を絶やさなかった真弓監督でさえ、落ち込んだようにも受け取れる発言があった。3度の自打球にもめげずにソロ本塁打を放ったブラゼルの気迫を問われた時だった。「みんな気迫はもっているけどね。それを出したからといって(結果に)なるものでもないし…」。気持ちだけではどうしようもできない窮地に、真弓阪神が追い込まれた。

 [2009年6月14日12時9分

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