ソフトバンク杉内俊哉投手(28)が13日、完投での完全復活を誓った。16日の日本ハム戦(福岡ヤフードーム)で12日ぶりの先発が決定。14日からの首位攻防3連戦の3戦目を託されたかたちだ。背筋痛で10日の楽天戦先発を回避しており、首脳陣は1イニングごとに状態をチェックするなど細心の注意を払う方針だが、杉内は「投げるからには完投する」と宣言。14日のブルペン投球で最終確認を行う。

 全快で全開だ。首位決戦での復帰に向け、エース杉内が闘志を燃やした。この日の福岡ヤフードームでの練習後だった。いつも通り淡々と話す口ぶりは静かでも、その言葉は力強く、頼もしかった。

 杉内

 投げるからには完投する。(背中は)もう痛くないし、いけると思うけどね。

 燃えないわけがない。背筋痛を訴えて10日の楽天戦の先発を回避。今季初めてローテーションを外れた。10日は大場が1日前倒しで代役を務め、翌11日は中継ぎの神内が先発するなど、チームは対応に追われた。12日ぶりの実戦は16日の日本ハム戦。前回4日の函館決戦では完投勝利を収めた相手だ。今回は首位攻防だけでなく、自身3年連続5度目の2ケタ勝利と自己新の8連勝がかかる。チームに借りを返すには絶好の舞台だ。s

 首脳陣は細心の注意を払う。練習を見守った高山投手コーチは「(試合当日は)イニングごとに本人と話をする」と明かし、ベンチへ戻るたびに状態を確認する方針を示した。異常が見つかれば無理はさせない。逆に状態さえ問題なければ、ストップをかける理由はない。9連戦に入るだけに、少しでも中継ぎの負担を減らしたい実情もある。さらに高山コーチは「1回投げてみて、本人が大丈夫なら」という条件付きで、中5日で22日楽天戦に先発させる可能性も示唆した。

 14日には故障後初めてブルペンに入り、実戦復帰に向けて状態の最終確認を行う。「まだ思い切って投げてない不安はあるけど、キャッチボールや遠投はやっているから大丈夫。いけると思うよ」。白い歯を見せて自信をのぞかせた。この日の練習後には妻えりかさんと長男咲哉(さくや)くんを球場へ招き入れ、家族サービスにも努めた。愛する妻子とチームのため、16日は最後までマウンドに立ち続け、不安を一掃するつもりだ。

 [2009年7月14日12時18分

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