「鬼の指揮官」で3位奪取や!
8カード連続の勝ち越しを狙う阪神は、8日から中日3連戦(甲子園)に臨む。真弓明信監督(56)はベテラン下柳の早期降板など非情采配で勝利をもぎ取ってきたが、「勝つことだけを考えていく」と今後も継続することを宣言。7日には故障したブラゼルの1軍登録を抹消。戦力ダウンは必至だが、勝利に徹した全員野球で乗り越える姿勢だ。相性の悪い中日を撃破し、最短10日にも3位浮上を狙う。
正念場となった初秋の陣は、鬼とならねば、勝ち抜いていけない。真弓監督が今後も「非情」を貫くことを宣言した。「勝つことだけを考えていく」。8日から、本拠地に中日を迎えての3連戦。今季1度もカード勝ち越しのない相手だけに、厳しい戦いになるのは確実だ。この日、ブラゼルの出場選手登録を抹消した。戦力ダウン必至で今後の勝敗の行方は、より指揮官の手腕にかかってくる。
執念で勝ち越した広島3連戦では、これまでの温和なイメージが一変した。6日の同カードではベテランの下柳に対しても遠慮することなく、2回途中で降板を指令。アッチソン、藤川の2イニングリレーという「禁じ手」も使って、白星をつかみ取った。打線の得点力ダウンが不安視される中で、投手起用はさらにシビアになりそうだ。真弓監督は「接戦が多くなるから、中継ぎの投手に頑張ってもらわないとアカン」と迷いなく言った。状況によれば、勝利投手の権利を目前にしての降板など、冷徹なベンチワークを見せる可能性は十分にある。
それは攻撃面でも同じだ。桜井に続いて、ブラゼルが戦線を離脱した。6、7番で長打力を発揮してきた2人だけに、あまりにも痛い。和田打撃コーチは「代わりに出る選手が頑張らないといけない」という。代わりには林の1軍昇格が濃厚で、葛城、関本、浅井らと抜けた穴を埋める必要がある。投手陣だけでなく、野手も状況に応じた起用が求められる。まさに総力戦の様相だ。
7カード連続の勝ち越しで、3位ヤクルトとのゲーム差は「2・5」にまで縮まった。クライマックスシリーズ(CS)進出は射程圏内だ。早ければ、10日にも順位が入れ替わる。3位浮上ならば、5月15日以来だ。「残り試合も少ないし、1試合1試合でやっていく」と指揮官は1戦必勝に集中する。敵はヤクルトだけではなく、広島もいる。故障者続出のアクシデントもある。CS争いはまさに過酷だ。それでも真弓阪神に快進撃を終わらせる考えはない。
[2009年9月8日11時20分
紙面から]ソーシャルブックマーク



