<中日3-4横浜>◇20日◇ナゴヤドーム

 オレ竜が力なく負けた。横浜に逆転負けを喫して今季初の横浜戦カード負け越し。勢いをつけて東京に乗り込みたかった試合でミスを連発し、21日からの“CS前哨戦”とも言える巨人3連戦に課題を残した。試合後、落合監督は「今日は何もない。何かあるか?

 何もないだろ?」と言い残し、数秒で姿を消した。

 守りのミスから逆転を許した。7回、同点に追いつかれ、なおも2死二塁。3番内川の何ともない打球を三塁手森野が一塁へ悪送球。二塁走者の藤田が一気に生還。結局、この1点が決勝点になった。セ・リーグワーストの25個目となる失策を犯した森野は「話すことはないです」と言うのが精いっぱいだった。

 攻撃でも、らしさを欠いていた。1点ビハインドの8回に無死満塁と逆転のチャンスを迎えたが、5番和田が浅い右飛。6番李が一ゴロに打ち取られると、7番平田は見逃し三振…。2回に3連打を放ち、勢いをつけた3人がそろって凡退した。21日からの直接対決3連戦で、宿敵巨人の胴上げを見るわけにはいかない。この3連戦で意地を見せるしかない。【桝井聡】

 [2009年9月21日9時23分

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