日本ハムは24日、現在イースタン・リーグ3冠王の中田翔内野手(20)のチーム合流を決めた。

 25日から2位ソフトバンクと3連戦(福岡ヤフードーム)だが、左肩痛の小谷野栄一内野手(28)、腰痛の高橋信二捕手(31)が出場微妙。小谷野は福岡移動前に札幌市内の病院に立ち寄った。精密検査の結果問題はなく「大丈夫です」と気丈に話した。しかし梨田監督は「痛みはあるようだし、出場できるかは明日(25日)の様子を見てから。(同じく西武戦を途中で退いた高橋)信二の腰の状態もね…。昨日よりは良くなっているようだけど…」と厳しい表情だ。「最悪の事態を考えて」と、2軍調整中の中田の1軍合流を指示した。急きょ中田を合流させるほど、緊迫した事態であることを表している。

 イースタン・リーグでは打率3割2分6厘、30本塁打、95打点と3冠部門を独占している中田だが、梨田監督は「(登録は)2人の体の状態を確認してみて。(手続きは)明日の2時、3時まで時間はあるしね。ムダ足になるかもしれないけど」と、場合によっては登録せずに鎌ケ谷に戻す可能性もある。小谷野、高橋の強行出場か、中田が救世主となるのか-。不安と期待の入り交じった、大一番を迎える。【本間翼】

 [2009年9月25日8時5分

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