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新井、佑ちゃん撃ち!!貫禄示す/記念試合

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1回裏、斎藤から先制の右前適時打を放つ新井(撮影・蔦林史峰)
1回裏、斎藤から先制の右前適時打を放つ新井(撮影・蔦林史峰)

<セ・パ誕生60周年記念試合:プロ選抜1-1大学日本代表>◇22日◇東京ドーム

 ジョーと共闘で覇権奪回や! セ・パ誕生60周年記念試合「NPB(プロ)選抜×大学日本代表」(東京ドーム)に出場した阪神新井貴浩内野手(32)が、虎の一員になった城島健司捕手(33)に共闘を呼び掛けた。同学年で、同じ右の長距離砲の加入を相乗効果に自身の、そしてチームにおける「化学反応」に大きな期待を寄せた。この日の試合では、早大斎藤佑樹投手(3年)から貫禄(かんろく)の先制右前タイムリー。歴史的な一戦は1-1で終わった。

 プロ選抜の4番として新井がしっかりとバットで存在感を示した。初回、いきなり2死三塁の好機だった。来年のドラフト注目右腕、早大斎藤から右前へ先制打。「思ったより球に力があった。いい投手ですね」と実力を認めつつ「何度も首を振っていたので、直球が投げたいのかなと思った」と意地もチラリ。カウント2-2から、斎藤が制球ミスした146キロ直球を技で右におっつけた。

 先制適時打より、この一戦が実現した喜びも大きい。「一昔前までは考えられない、歴史的な試合。参加させてもらえただけでもうれしい。今日の試合をきっかけに、毎年、プロとアマが交流していければいいと思う。満員のファンの声援も感動した」。久々の日の丸ユニホームにも気が高揚したわけではないだろうが、試合前には、虎の仲間になった城島の加入についても言葉を弾ませていた。

 「相手投手にかかるプレッシャーは違うよね。打線は線で、みんなで束になって攻めないといけないものだから。1点を取るのがどれだけ難しいか。1人、2人の力ではなく3人、4人とつながっていかないといけないから」。

 移籍2年目の今季。新井は新5番打者として臨んだが、結果は打率2割6分、15本塁打、82打点と満足のいく数字を残せなかった。4番金本の後を打つキーマンに他球団のマークは厳しく、一時は打率が2割1分を切る時期もあった。ただ、来季は城島が加入することで打線が厚みを増すことはもちろん、自身へかかるマークも少しは分散されるはずだ。

 城島といえば球界を代表する同じ右の長距離砲で同い年。日本代表でも新井が北京五輪で、城島は今春のWBCでそれぞれ4番を張った。刺激されないわけがない。真弓監督も5、6番で城島と新井が主砲金本の後でにらみをきかす構想を描いている。

 「相乗効果があると思うよ。今年は15本塁打? 少ないでしょ。そりゃ1本でも多くしたいよ。多いに越したことはないからね」。阪神に移籍して2年。ここまで満足のいく成績は残せておらず、来季にかける思いは人一倍、強い。例年オフはほとんどバットは握らず、筋力強化に時間を割く男が、今オフはシーズン後もマシン相手にバットを振り続けている。すべては本来の自分を取り戻すため-。

 プロとアマが対戦した歴史的なこの日、新井は城島との共闘を誓い、来季こそ自身のあるべき姿を、もう1度示す決意をにじませた。

 [2009年11月23日11時59分 紙面から]


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新井貴浩

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