鷹のヒットマンが盆栽に挑戦!

 ソフトバンク長谷川勇也外野手(25)が、盆栽を趣味にすることを明かした。自他ともに認める「無趣味」な25歳。プロ入り後常々「何か趣味を見つけないと」と話していた男が、一生の趣味として選んだのはプレースタイル同様地味なものだった。「僕らしくいいでしょ?

 (プロ野球)名鑑に『趣味盆栽』ってあったらおもしろいでしょ」と、笑顔を見せた。

 チーム内では、釣りやゴルフやダーツなどを趣味に持つ選手が多い。これらをほとんど行わないインドア派。そんな男が「テレビで見ておもしろそうだ」と本屋へと急ぎ、盆栽の本を購入。準備周到な男らしくまずは本を熟読した。「あとはホームセンターに道具を買いにいくだけ」。今季のブレークもありオフはイベントや自主練習で多忙を極め、今月の完全オフはここまで2日。「休みが欲しいんですが…」と、ようやく見つけた趣味を実践する時間が待ち遠しそうだ。

 「ハマったら何時間でも没頭しそう」と通常の盆栽はもちろん、ブームになりつつある「ベジ盆」にも興味を示す。自宅内で野菜やハーブの苗を育てる盆栽。育てたものを食べれば体調管理にもつながる。山形県鶴岡市で生まれ育ち、実家は山々に囲まれている。「僕は自然の中で育ったし。緑を見てリラックスにつながれば」。来季球団55年ぶりの偉業となる外野でのフルイニング出場を目標に掲げる男は、最高の癒やしアイテムを武器に飛躍につなげる。【倉成孝史】

 [2009年12月22日12時7分

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