ソフトバンク松田宣浩内野手(26)がベスト体重で自主トレに突入する。5日、松中らとトレーニング先のグアムへ出発する。昨年の出発時は体重90キロだったが、今回は「自分の理想」という85キロに仕上げた。「正月は酒も飲まず、ご飯も食べ過ぎずにいました。食べると太る体質なので」と腹八分、節酒の食生活を続けた効果を明かした。「動きやすい体にしたかったから」と“調整期間”を設けず、初日から全力で飛ばすつもりだ。

 現地では緩斜面を使ったランニングやゴムチューブ引き、スクワットなど秋山監督の現役時代からグアム組に伝わる「10種」と呼ばれる下半身強化トレが待っている。個人やペアで常に競争するメニューで、負ければ罰走もある。すでにベスト体重の松田は負けるつもりはない。「今年はまずレギュラー争いです」。そこには新助っ人、WBC韓国代表の李■浩との三塁争いへの決意がにじむ。

 昨年は2度の右手骨折でプロ入り最少の46試合出場に終わり、8本塁打だった。こだわりを持つ打率3割と30発についても「1年間、出続けることができればそういうのを残せる自信はある」と言い切った。その自信をグアムでより確固たるものにする。※■=木へんに凡

 [2010年1月5日11時45分

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