オリックスの新人合同自主トレが12日、スカイマークスタジアムで始まった。視察した岡田監督は全員投手の5人のうち2位の比嘉幹貴投手(27=日立製作所)の球筋に注目し「1年目から出てきてもらわんと困る」とすでに計算に入れていることを明かした。

 経験豊富なサイド右腕のほかに、自ら「即戦力の中継ぎ」と1位指名の断を下した左腕・古川秀一投手(22=日本文理大)は宮古島キャンプ1軍スタートを明言。さらに同じ左腕で、ドラフト会議当日に監督の一存で追加指名した5位の阿南徹投手(25=日本通運)も1軍切符が濃厚であることがこの日判明した。

 「中継ぎから後ろは一番弱いところやからな。彼らが穴埋めしてくれたらドラフトが成功だったということ」。岡田ボーイズ(名付けてOKB?)が、阪神監督時代のJFKのように、1軍でフル回転するようなら、躍進への展望が開けてくる。

 [2010年1月13日10時51分

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