オリックスは23日、前カブスの田口壮外野手(40)の獲得を正式発表した。9年ぶり古巣復帰となる田口は同日、大阪市内のホテルで入団会見。岡田彰布監督(52)がカージナルスを世界一に導いたトニー・ラルーサ監督(65)に似た資質を持っていることが決め手の1つとしたことを明かした。田口は26日から沖縄・宮古島先乗り組とキャンプ地入りする。1年契約で、年俸は推定8000万円プラス出来高払い。背番号は33に決まった。
ダイヤモンドがちりばめられた「ワールドチャンピオンリング」。06年、ラルーサ監督のもとで達成した世界一の誇りを指に輝かせ、田口は会見に臨んだ。
古巣復帰の決め手は「尊敬する大先輩(岡田監督の存在)が大きかった」。昨年10月にオファーを受け、4カ月近く悩み抜いての決断だった。「岡田監督は選手を育てながら勝つという野球をしていた。先を読む力があって、魅力のある人。ボクの感覚では、ラルーサ監督に似ているという印象です。(これが復帰決意の要因として)あるかもしれません。とにかく野球を勉強したいという気持ちが強いので」。
将来、米国での指導者も視野に入れ、メジャー3球団で8年プレーした田口は「どこでプレーするかよりも、どういう野球をするか」を常に考えてきたという。ラルーサ監督には「データ、経験、すべてを元に(指揮)されていた」と感銘。前日のプレー、戦術をめぐり、真意を聞こうと何度も監督室に訪ねたという。そのたびに「納得いく説明をしてくれた」と振り返る。田口は、岡田監督に対しても「采配論を聞きに行く」と予告した。ラルーサ監督にしたように、05年阪神優勝監督のエキスを吸収するつもりでいる。
もちろん、選手としての使命も分かっている。「勝つためにできることを考え、優勝するだけ」。26日から先乗り組に交じってキャンプ地宮古島入り。9年ぶり帰ってきたオリックスで背番号33が、V奪還の先頭に立つ意気込みだ。
[2010年1月24日11時16分
紙面から]ソーシャルブックマーク



