楽天田中将大投手(21)が、初めて2月の沖縄・久米島キャンプまでブルペン入りを封印する。26日、Kスタ宮城室内練習場での自主トレ後に「キャンプまでブルペンで投げませんし(2月)1日も入らないかも。今年はじっくりと調整します」と見通しを語った。経験則から導いたマー流調整。どっしり4年目のスタートを切る。

 千葉県内での自主トレを終え本拠地に戻った右腕は、明らかにビルドアップしていた。キャッチボール、ウエートトレなどに終始した田中は「体幹を中心に練習し、遠投まではやってきました」。いつでも本格的な投球練習が可能な状態なのは明らかでも、あえてブルペン入りせずに2月1日を迎える。

 昨季15勝を稼いだ投球フォームは「つかめた感じはある」と覚えている。踏み出す左ひざを外側に逃がさないことで体の開きを矯正。「力まず、リリースの瞬間だけ力を入れる」感覚も手中にし「納得いくボールがいった」という。投げ込みによるフォーム定着、修正に力点を置く必要性を、現状で感じていない。

 タフマンも実は過去2年、年間通して先発ローテで回っていない。一昨年、昨年といずれも蓄積疲労で穴をあけた。技術的根拠と年間を見据えた体調管理。「人のことは関係ない。やることをやってシーズンに入る」。3年かけ、着実に培ってきたノウハウから導き出したマイペース宣言だ。【宮下敬至】

 [2010年1月27日9時42分

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