横浜尾花高夫監督(52)の就任1年目のキャンプは、チーム戦力の「アナライジング(分析)」から着手する。26日、今年初めて横須賀市のベイスターズ球場を視察。新人合同自主トレ、主砲村田を中心とした野手組と投手陣合同自主トレをくまなくチェック。1週間後に迫ったキャンプインに手応えをつかんだ。

 キャンプでは監督自らがフットワークを生かして全戦力に目を光らせる。今年は1軍の宜野湾キャンプに加え、2軍も2月1日から同じ沖縄の嘉手納で開始。2軍は過去4年間、横須賀でスタートしていたが、尾花監督の強い要望で全71選手(育成選手5人)が沖縄に結集する。

 同監督は「1クールに2度は嘉手納に行く予定。キラリと光る選手が見られると思う。新人だろうが、ベテランだろうが、使えると思えば使います」と、第2クール以降の大胆なシャッフルもいとわない考えだ。名前や実績にとらわれず、主体的な洞察で戦力整備を進める。

 [2010年1月27日9時44分

 紙面から]ソーシャルブックマーク