ソフトバンク大場翔太投手(24)に、メスが入った。「(投球時に)まっすぐ立ててない」と田之上投手コーチから、左足を上げた際に上半身が捕手方向へ傾くクセを指摘された。3日はフォームを修正しながらブルペンで約80球の投げ込みを行った。投球終了後も同コーチとマンツーマンでシャドーピッチングによる修正が行われた。

 「どんな投げ方でも結果を出せば問題ない。ただ考えないといけない時期に差し掛かっている」と高山投手コーチは説明。大場は「リリースを安定させるためです。うまくいっています」と好感触を口にした。

 昨季は12度もチャンスをもらいながら先発未勝利と、なかなか期待に応えられなかった未完の大器。キャンプ初日にはユニホームを忘れる大失態も犯した。汚名返上のためにも「結果」で首脳陣の期待に応えてみせる。

 [2010年2月4日11時45分

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