広島キャンプで臨時コーチを務めている野茂英雄氏(41)が8日、打撃投手として登板した。3人の打者に計66球を投げたが、ベテラン前田智徳外野手(38)とは93年オールスター第2戦以来、17年ぶりの“対決”となった。10スイングで安打性の当たりが4本の前田智は「(野茂氏は)大先輩ですから。大事に打たせてもらいました。真剣勝負のような雰囲気?

 そりゃそうですよ、失礼がないように」と全力で応えたことを明かした。ジャスティン・ヒューバー内野手(27=ツインズ)も「彼はスーパースター。まだまだ投げられそうな雰囲気があるね」と野茂氏の力強い投球に驚いた。

 野茂氏はオリックスのテクニカル・アドバイザーだった昨年も打撃投手を務めている。野村監督は「日本一ぜいたくな打撃練習じゃないか。わざわざ買って出てもらって本当にありがたい」と感謝した。

 [2010年2月9日9時6分

 紙面から]ソーシャルブックマーク