横浜尾花高夫監督(52)が、先発ローテ4枠の白紙と抑え候補に左腕ランドルフを検討していることを明かした。沖縄・宜野湾キャンプ休日の10日、今季の投手起用方針について言及。現時点で先発として計算しているのは三浦、清水の2人で、残り4枠は白紙であることを強調した。

 「(報道陣の)みんなが思っていないような人が先発になるかも」。先発転向を目指す山口、2年目右腕の藤江、150キロ台の直球が魅力の小林、左腕吉見らにも公式戦の開幕まで平等にチャンスを与える意向だ。

 一方で昨年7月からチームに加わり、8試合5勝と活躍した左腕ランドルフを抑えで起用する可能性も示唆した。11日に来日し、13日にチーム合流が予定されるが、同監督は「去年は先発でも(今年は)まだ見てみないと(起用法は)分からない。適性を見極めたい」と話した。抑え候補として新外国人ブーチェックを獲得したが「期待通り投げられるか分からない」と、投手起用は柔軟に判断していく構えだ。11日からは実戦練習が始まる。尾花新監督のアナライズ(分析)も本格化する。【山内崇章】

 [2010年2月11日9時9分

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