<横浜6-9ソフトバンク>◇10日◇横浜

 尾花高夫新監督(52)を迎えた新生横浜に白星がつかない。本拠地初戦となったこの日もソフトバンクに逆転負けを喫した。ついに5連敗(1分け)。「試合をやっているんだから、勝つに越したことはないけどね」。試合後の尾花監督は感情を表さず、冷静に振り返った。

 もっとも、報道陣の前に姿を見せたのは試合終了から約20分後。ミーティングを行ったあとだった。「攻撃陣はそのままやってくれればいいと。問題はピッチャーです」。打線は新外国人カスティーヨ(28=台湾・統一)が1号を含む2安打2打点。計4盗塁と足を使った攻めも披露した。

 5回終了時に6-2とリードしながら、この4点差を守れない。7回に真田が連打を浴び大量5点を奪われた。「7、8、9回をだれにするか。頭が痛い。抑え?

 難しい。修正しながらやっていくしかない」。オープン戦の勝敗は関係ないというが、いまだ抑え投手不在は苦しい限りだ。

 ちなみに最下位に沈んだ昨年のオープン戦は6勝9敗4分け(9位)だった。残り9試合。生まれ変わろうとする横浜が、開幕を前に苦しんでいる。【米谷輝昭】

 [2010年3月11日9時1分

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