<横浜0-0日本ハム>◇11日◇横浜

 今季は「日替わりセットアッパー」で守護神武田久投手(31)につなぐ。11日、横浜とのオープン戦(横浜)を5人の継投で完封した日本ハム梨田昌孝監督(56)は「(中継ぎ起用は)決めないでね。そのときそのときで変わってくる。予想もつかないよ」と“脱方程式”でシーズンに臨む考えを明かした。

 この日は先発八木智哉投手(26)の後を受け、7回に建山義紀投手(34)が登板して3者凡退。8回は江尻慎太郎投手(32)がマウンドに上がり、2死二塁で代打佐伯貴弘内野手(39)がコールされると、すぐさま左腕の宮西尚生投手(24)にスイッチした。指揮官は「(オープン戦は)残り3試合しかないし、公式戦を想定した」。宮西は期待に応えて3球三振の完ぺきな内容。「調子は上がってきています。シーズンに入ればもっとプレッシャーがかかる。今日のように力まずに投げられたらいいですね」と笑顔で振り返った。

 昨年チームトップタイの58試合に登板した菊地和正投手(27)が、右手薬指骨折と腰痛の影響で開幕は絶望的。ブルペンは昨年同様7~8人を予定しており、この日登板がなかった新外国人ウルフ、木田、金森、松家らを含め、全員で乗り切っていく方針だ。【本間翼】

 [2010年3月12日11時1分

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