<オープン戦:阪神0-7広島>◇20日◇ヤフードーム

 広島打線が大爆発だ。20日の阪神戦(ヤフードーム)で、4回に阪神の開幕投手が決定的な安藤から、栗原健太内野手(28)の適時二塁打など長短7本の安打を集中する10人攻撃で6点を奪取。投げては前田健、ジオのリレーで阪神打線を5安打完封し完勝だ。野村監督も「ベストゲーム」と絶賛。26日の開幕戦(対中日、ナゴヤドーム)を控え、投打に最高の仕上がりを見せた。

 野村監督がうなった。「(今オープン戦で)初めて打線がつながったね。9番までつながって、集中力があった」。

 指揮官も絶賛した打者10人の猛攻撃は4回だ。1番小窪の中前打から始まった。続く梵がカウント2-3から右前へ運び、無死一、三塁の絶好機を築く。阪神の開幕投手が決定的な安藤の前に3回まで1安打に抑えられていたが、このチャンスは逃さなかった。打率4割前後をキープする好調の3番天谷は2-2と追い込まれながらセンターへ先制打だ。

 天谷

 バットに当てればなんとかなると思った。ヒットになってよかった。

 さらに、指揮官が「あそこで1本出たのがビッグイニングにつながった」と評価したのが4番栗原の右中間への適時二塁打だ。

 栗原

 (体を)開かずにうまく打てた。自分が打てば僕にもチームにも勢いがつく。ああいうところで打つのが4番ですし。

 ここ3試合無安打で試合前まで打率1割6分3厘とふるわず、連日必死でバットを振っていた。試合前も中西太氏(日刊スポーツ評論家)から「力が入ると脇が空く。打つ瞬間だけ力を入れろ」などと助言を受けた。その効果か、5回にも左前打を放ち、不振脱出の光明も見えてきた。

 フィオの犠飛、安藤のボークで2点を追加し、いったん塁上から走者がいなくなったが、さらにヒューバーと石原に安打が出て加点。仕上げはこの日指名打者で初めて先発出場した前田智の右中間適時二塁打だ。これで6得点を挙げた。

 前田智

 何とか1本出た。まあ、いいヒットだったよ。打席数が少ない中で2打席打たせてもらった。

 6回にも途中出場の木村の安打をきっかけに1点を追加。投手陣も前田健、ジオの先発ローテ候補が猛虎打線を5安打完封。開幕2カード目で対戦する阪神に完勝だ。指揮官も「内容的にはベストゲーム」とうなずいた。

 26日からの中日との開幕3連戦(ナゴヤドーム)を前に、最高の仕上がりだ。21日、本拠地マツダスタジアムで再度阪神と対戦。開幕前ラストゲームも鮮やかに締めくくる。【高垣誠】

 [2010年3月21日12時1分

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