5年目右腕の藤岡好明投手(25)が、満を持して“開幕”のマウンドに立つ。4月3日の楽天戦(Kスタ宮城)で今季初先発予定。28日に1軍合流した右腕は29日チームとともに東京へと移動。「(仙台は)寒いかもしれまんが、頑張ります」と意気込んだ。

 開幕11戦目、ローテーション投手で最も遅い登場となる。春季キャンプ中に4本柱(杉内、和田、ホールトン、大隣)が早々と確定。残り2枠をかけた争いを勝ち抜き、5枚目の切符をつかんだ。ただ、今季の変則日程の影響もあり初登板の時期はずれ込んだ。

 30日からの西武3連戦にはホールトン、巽、そして中5日で和田が先発予定。楽天戦には杉内、藤岡、大隣が登板する。これにより昨季左右の柱だった杉内、ホールトンが別々のカードの初戦を務める「先手必勝ローテ」が完成する。

 初登板を待つ間、20日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)で8イニング、27日の同中日戦(春日井)で5イニングを投げ調整した。昨季は先発した楽天戦3試合で2勝。シーズン通算の対戦防御率も2・84と好相性を誇る。「(先発ローテに)選んで頂いたからには、しっかりと結果で応えたい」。ワシ狩りに闘志を燃やしていた。

 [2010年3月30日11時38分

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