3連敗中のオリックス岡田彰布監督(52)が「大ナタ」を振るう?

 6日からの西武戦(西武ドーム)で5球団との対戦が一巡する。調子の上がらないメンバーについては、西武戦の結果次第でレギュラーはく奪、2軍降格などテコ入れ措置もあり得ることを明かした。

 打線の変更について「まだ変えないよ。次で一回りやからな。1回り当たらないと分からない」と語り、次のカードまでは“我慢”する考え。すでに前日4日のロッテ戦では正捕手日高を初めて先発落ちさせたが、これは投手陣立て直しのための緊急処置だった。

 目下の心配事は1番坂口の不振。4試合、18打席も安打がない。昨秋からレギュラー固定を明言していた監督も「こんな内容じゃ試合に出られなくなる」と厳しい一言。2番赤田も含め、前日のロッテ戦でベンチを検討していたが、時期尚早と我慢した。坂口も「焦ったらズルズルいく。悪いときも自分の仕事をしたい」と緊張感を高めた。

 まだ貯金3。「3つ負けたからって次で(3連勝して)取り返すとかいう時期じゃないよ」と焦ってはいない。しかし泰然自若の指揮官が「静」から「動」へモード変更する時期は近づいている。【柏原誠】

 [2010年4月6日11時11分

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