<ヤクルト7-1広島>◇7日◇神宮
広島が、06年まで在籍した巨人木村拓也コーチに弔いの白星をささげることはできなかった。喪章をつけて臨んだヤクルト戦に完敗。野村謙二郎監督(43)は「つらい1日だったけど、選手は力を発揮してくれると信じていた。でも、もっと闘志を前面に出していかないといけない」と、投打がかみ合わない現状を嘆いた。
神宮に向かう直前、宿舎でのミーティングでは「(木村拓コーチの)闘志や野球を愛する気持ちを、選手が受け継いで、グラウンドでプレーするのが僕らにできることだ」と選手に訴えかけ、黙とうしてから出発したが、その思いは届かなかった。
野村監督も現役時代、木村拓コーチとともにプレーした。同コーチが倒れた2日も、試合前に言葉を交わしたばかりだった。「彼はいろいろなポジションをレギュラー以上にカバーしてくれた。これほどベンチを助けてくれた選手はもう出ないのではというくらいの存在感があった。拓のことだからなんとか復活するのではないかと信じていたんですが…今は残念というより悔しいです」。チームは2勝8敗と、大きく出遅れてしまった。【高垣誠】
[2010年4月8日9時11分
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