<日本ハム3-6楽天>◇7日◇札幌ドーム
怒りを、精いっぱい閉じこめた。日本ハム梨田昌孝監督(56)の恒例になってしまった、敗戦の弁はとげとげしかった。チームの雰囲気を問われ、声のトーンが少し上がった。「そりゃあ、良くないでしょ。良かったら、おかしい」。前身の東映などを含め、球団史上初の開幕から5カード連続負け越しで、リーグ最速の10敗を決めた夜。後味は最後まで悪かった。
空回りが止まらない。初回に高橋の適時打で先制。余韻が残る2回、カーライルが流れを遮断した。甘く入った初球140キロを山崎に左翼席へ運ばれ、振り出しに戻った。続く3回は四球も絡み3失点。二岡の追撃弾が出ても、はね返すことができないビハインドだった。「一番長打があるけれど、調子の悪い山崎に打たれたからね」。梨田監督も後ろ髪をひかれるような、序盤の分岐点だった。
前夜の試合後に今季初の全体ミーティングを行った効果は、結果としては表れなかった。9回には松家が、敬遠気味の四球での満塁策から、リンデンにストレートの押し出し四球。2点差で最終回の攻撃で同点、逆転にかける青写真が崩れた。「9回に押し出しで1点だからね。あの辺が勢いがないな、と思う」。そう嘆いた指揮官は、松家の2軍落ちを決めた。
流れをつかみかけた終盤3イニングでわずか1安打。二岡の1発でつくったムードだったが、直後の6回1死一、二塁も無得点。深みから抜け出す兆しが見えない3連敗を喫した。打線は開幕から13試合でいまだ中軸3人がノーアーチ。つなぎの打線とはいえ、中軸の不発に、先発、中継ぎ陣の乱れ、主力の故障者など低迷の要因は挙げればキリがない。昨季までの進撃の幻想を捨て、現状の戦い方を見つめ直さなければ、低空飛行は続く。【高山通史】
[2010年4月8日11時28分
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