阪神金本知憲外野手(42)が13日からの巨人戦(東京ドーム)に向けて休日返上練習を行った。12日、甲子園室内練習場では先発投手による指名練習が行われていたが、野手陣ではただ一人自主練習。ユニホームに着替えてバットを持参し、甲子園球場の一塁ベンチ裏のミラールームへ。約30分間のバットスイングを終えると「熱い」と一言だけ残し、大粒の汗をぬぐいながらクラブハウスへと引き揚げた。

 依然として右肩に痛みを抱えるが、11日のヤクルト戦(甲子園)では長嶋茂雄氏を越えるプロ通算445本塁打をマーク。適時打と合わせて今季初の4打点でチームを勝利に導き「やっと集中力とか速い球に対処できるようになった。投手を助けるチーム方針がある。(これから)打ちまくりたい」と全快宣言も出た。今回の舞台は東京ドームとあって、特に打ち合いが予想される。この日、東京入りした真弓監督も「そうなるやろな」と覚悟を決めた様子。指揮官の「打ちまくり方針」をアニキが忠実に守って見せる。

 [2010年4月13日11時29分

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