<日本ハム1-0オリックス>◇27日◇札幌ドーム

 日本ハム先発のドラフト5位増井浩俊投手(25)が、オリックスを7回1安打無失点に抑え、3度目の登板でプロ初勝利を挙げた。今季11カード目で初となるカード初戦の勝利と、30試合目で初のゼロ封勝利を飾る原動力となった。

 増井はアウトを1つ、中継ぎ陣が重ねるたびに、ベンチで大きく両手をたたいた。勝利が決まると、チームメートと笑顔でハイタッチ。本拠地デビュー戦で上がったお立ち台で、「本当に感動しています」。冷静沈着な25歳の声も、思わずはずんだ。

 「連敗していたので、僕が勝つことで断ち切れたらいいなと思っていた」。チーム状況を考え、無心で投げた。140キロ台後半の速球主体に、左打者にはチェンジアップなど緩急も交えた112球。梨田監督も「いいピッチング過ぎるから代え時が難しかった」と迷いが出るほどだった。

 ダルビッシュ、武田勝の先発2本柱で喫した連敗を、ルーキーが「3」で止めた。「1つ勝ったので、このままローテーションを守って、勝ちを重ねていきたいです」と声を強くした。この日は家族から「自分らしくいけよ」とメールをもらった。「ひろとし」の名前の由来は「ヒーロー」。名前通りの紛れもないニューヒーローが、ドラマチックに誕生した。【石井克】

 [2010年4月28日8時44分

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