<オリックス3-11ソフトバンク>◇4日◇京セラドーム大阪

 ソフトバンクの先発デニス・ホールトン投手(30)が嫌な空気を断ち切った。大量5点をもらった立ち上がりに1死満塁の大ピンチを招いて2点を返された。しかしその後に立ち直り7回を3失点。きっちり4勝目を手にした

 「たくさん点を取ってもらい、逆にキチッといかないと…という気持ちが裏目に出たよ」。193センチの長身を丸めて頭をかいたが「苦しんだけど、そこから立て直せた。山崎がしっかりリードしてくれて守備もいいプレーをしてくれた。もちろん打ってくれたのが何より大きいんだけどね」と味方に感謝した。

 2回以降は確かに別人だった。6回まで5イニングは3人斬り。4回、6回と先頭打者を出塁させたが、やっかいなラロッカと後藤を併殺に打ち取り、リズムを保った。

 「大量リードをしていたので大量失点だけは防ごうと、走者が出てからは特に低めを意識していた」

 前回登板の4月27日楽天戦は6回2失点で3勝目。ヒーローインタビューに指名されたが球団関係者を通じて丁重に断った。「投球に納得がいかなかったから」。この日も本調子にはほど遠く「試合を通じて制球が悪かった」と喜び方も控えめ。理想を高く置く助っ人は自分への甘えを許さない。

 4月14日の対戦ではカブレラ、T-岡田に連続アーチを浴びるなど6失点。味方に助けられながら白星をつけてもらった。今回は2枚の長距離砲を無安打に抑えてリベンジ。来日3年目の右腕が力強くエンジンをふかし始めた。【柏原誠】

 [2010年5月5日11時38分

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