<ヤクルト2-9オリックス>◇13日◇神宮

 オリックス主砲アレックス・カブレラ内野手(38)がヤクルトを粉砕した。5-2の8回1死満塁。制球の定まらない吉川の高めの直球を右中間スタンドまで運ぶ9号。「今日はフォームが良かった。上体がかがんでいた。そうするとボールが動いて見えてしまうからね」。打席ごとにフォーム修正。初回に先制打。2四球を挟んで6回は2点適時打と打点を増やし、最終的に自己最多の7打点に達した。8打点ならブーマーの球団記録に並ぶところだったが、岡田監督はつゆ知らず、投手の岸田と交代していた。「7打点て、あっそうか、最初にも打ってたな。数えてへんかった。ブーマーの記録?

 ホンマか。それやったらもう1回打たしても良かったな」。指揮官はバツが悪そうに苦笑いした。

 [2010年5月14日9時55分

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