<広島1-0日本ハム>◇15日◇マツダスタジアム
広島の若きエース前田健太投手(22)が、日本ハム・ダルビッシュに投げ勝った。9回を6安打完封すると、チームはその裏に2番手谷元から赤松の適時打でサヨナラ勝ち。前田健は今季初完投初完封で6勝目を挙げ、チームの連敗は3で止まった。
ほんの少しのスキも見せられない、白熱の投手戦。だが、前田健は心地よさも感じていた。「苦しい投手戦というより、楽しく投げられました。(ダルビッシュに)負けないように、乗せられましたね」。ともに防御率1点台というハイレベルな投手戦は、互いにピンチを迎えても最後の1打を許さない。0-0のまま、8回で降板したダルビッシュに対し、9回まで投げきった前田健に勝ち星が転がり込んだ。
中5日での登板は、相手エースと投げ合う可能性が高かった。回避することもできたが、大野ヘッド兼投手コーチは「ウチで一番力がある投手だから」とあえてぶつけた。前田健も投げ合いを望んだ。登板前は不安もあったというが、結果は最高。「今日の勝利はすごく自信になる。僕にとってこの1勝は大きいです」。目を輝かせた22歳は、しびれる勝負を勝ち抜いて、さらにスケールを増していく。【高垣誠】
[2010年5月16日10時22分
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