<日本ハム2-2広島>◇2日◇札幌ドーム
日本ハムは延長12回の末、引き分けた。過去4戦4敗の天敵、広島前田健から2点を先取したが、6回以降は2安打と打線が沈黙。先発ルーキー増井浩俊(25)は7回途中まで4安打1失点と好投したが、2夜連続で中継ぎ陣が踏ん張れなかった。パ・リーグ5位の楽天とは2・5差で、交流戦は5位のまま。仕切り直しへ、4日から東京ドームでの巨人戦に挑む。
いつもは冷静に試合を振り返る日本ハム梨田昌孝監督(56)の言葉にも、この日ははっきりと感情が表れていた。「今日は勝ちたかった。引き分けでは、1番下にいるチームとしては…。残念」。リードを守れずに突入した延長戦。スタンドの後押しもむなしく、今季最長4時間19分の熱戦は、借金を抱えるチームには負けに等しいドローに終わった。
過去4戦4敗、5月15日の対戦では完封負けを喫した広島前田健から、序盤に2点を奪った。だが、相手の足が俵にかかった「寄り切り」寸前の8回に、土俵中央にまで押し戻された。
3番手のウルフが梵、天谷に連続安打を許し、栗原に四球を与えて降板。ベンチの期待を裏切った。宮西が代打赤松を三振に取り、2死一、三塁までこぎ着けたが、続く広瀬に建山が右翼線への同点打を浴びた。
同じく建山が決勝打を許した5月30日阪神戦、8回に武田久が打たれて宮西が敗戦投手となった1日の広島戦に続き、3試合連続で救援陣が失点した。序盤のリードを守りきれないゲームが続く。厚沢投手コーチは「みんな状態は悪くない。あとアウト1つというところで結果が出ていないだけ。我慢して打破していくしかない」と前を向いたが、勝利目前までいっているだけに、チームが受けるショックも大きい。
首位を走っていた交流戦も、ここ4試合で3敗1分けと失速。敗因を問われた梨田監督は「リリーフが点を取られることと、追加点が取れないこと」。借金が2ケタ目前の「9」で踏みとどまったことだけが、救いだった。【本間翼】
[2010年6月3日11時47分
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