<西武5-7オリックス>◇26日◇西武ドーム
ブチッと音が聞こえそうだ。連敗を2で止めたオリックス岡田彰布監督(52)が特有の「怒り笑い」で最上級の怒りを現した。「何もないぞ。別に話すことないやん。そやろ?
何かしたか。何もしてへんやろ。もうちょっと後ろが抑えてほしかっただけやん」。一方的に話すと、囲み取材を強制終了。汗まみれの選手たちがハイタッチするベンチ裏の熱気は急速冷凍された。
1回は先頭坂口から5者連続安打と犠飛でリズム良く3点を先制した。ところが5回、後藤が帆足から死球を受けて怒りモードに突入だ。25日に2死球をぶつけられ「なめられとる」と舌打ちしていた指揮官はこの試合も2死球とあってキレた。ベンチを飛び出すと、本塁付近で西武ベンチともみ合い。渡辺監督がなだめ役になったが、目の前に立つ敵将の腕をつかみ、鋭い視線でにらみ上げた。審判団は警告試合をアナウンス。5月のソフトバンク戦に続いて因縁のカードが生まれた瞬間だった。
そんな乱闘騒ぎもT-岡田が3ラン、北川がソロと、すぐさまアーチで“報復”。T-岡田は「あそこで点が入らなかったら流れが向こうにいく。燃えた?
そうですね、勝負事なんで」と岡田監督を一時的に鎮めた。ところが7回2死一、二塁で山崎浩が遊ゴロの送球判断を誤って満塁とした上、乱調の平野が押し出し死球、さらに8回に片岡にソロを被弾した。山崎浩は8回に走塁死しており、問題山積の試合内容が許せなかったようだ。
交流戦を制したとはいえ、まだ借金は1。リーグ最多41死球は岡田監督に言わせれば「(相手に)なめられている」証拠で、真の強さは身についていない。勝って、指揮官が素直に喜ぶ日は遠い。【押谷謙爾】
[2010年6月27日11時8分
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