<イースタンリーグ:湘南10-11西武>◇4日◇相模原

 西武47歳工藤公康投手が人生初の三重殺を経験した。イースタン・リーグ湘南戦で、2点リードの7回無死一塁から救援登板。先頭打者に安打を許して一、二塁。湘南梶谷のバントが小飛球となり、ヤクルトからトレードで加入した一塁手の米野がダイビングキャッチ。送球が一塁、二塁と転送され、飛び出した走者がアウトになった。三重殺でピンチを防いだ工藤は「投げたのは真っすぐ。バントの後にどう攻めようか考えてたけど…29年目で初めてだよ。あるもんだね」と目を丸くして驚き、野球の奥深さをかみしめていた。

 [2010年7月5日8時1分

 紙面から]ソーシャルブックマーク