<日本ハム13-4ソフトバンク>◇3日◇旭川
秋山ホークスが「痛い」大敗を喫した。ソフトバンク田上秀則捕手(30)が1回の守備中に相手のファウルチップを左腕に当て、3回の守備から退いた。旭川市内の病院で検査を受け「左前腕打撲」と診断されたが、今日4日の出場は微妙。正捕手負傷退場のショックが響き、チームは今季ワースト17被安打で15試合ぶりの2ケタ失点を喫し、連勝は3で止まった。首位の座は変わらないが、田上の回復が遅れれば、V奪回に暗雲がたれこめる。
激痛が走った。ソフトバンク田上が左腕を押さえてうずくまった。1回裏1死一塁、稲葉のファウルチップが左前腕のひじ付近を直撃。患部に繰り返しスプレーをかけても痛みはひかない。ベンチ奥へ引き下がって治療を受け、約5分後にグラウンドへ戻ってきたが、振り絞った気力とは裏腹に、この回3失点した。
2回表の打席では、2死一塁で2球続けて意表を突くセーフティーバントを試み、投ゴロに終わった。バットを振ることさえできない状態だった。2回6失点で試合を壊したホールトンとともに、3回裏の守備から交代。試合中に旭川市内の病院へ直行した。
エックス線検査などの結果、骨に異常はなく「左前腕打撲」と診断された。長期離脱の可能性は低い一方で、今日4日の出場は不透明だという。的山バッテリーコーチは「打球がまともに入った。打撲としか聞いてないけど、あまり痛がるような選手じゃないから…。(今後の出場は)こればっかりは様子を見るしかない」と顔をしかめた。
正捕手負傷交代のショックは、投手陣に伝わった。3回以降も日本ハム打線の猛打を浴び、7月11日のロッテ戦以来15試合ぶりの2ケタ失点で、今季ワーストの17被安打。1軍に残された唯一の捕手として3回からマスクをかぶった高谷も、悪い流れを断ち切ることはできなかった。
負傷が今後に影響するとなれば、チームにとって痛いアクシデントだ。田上はこの試合まで、的確なリードで投手陣を防御率4点未満に導いてきた。また、7月に打率3割1分9厘、4本塁打、13打点をマークするなど打撃も好調だった。負傷個所は打撃にも捕球にも影響するだけに、楽観視はできない。
秋山監督は「ホールトンが今日は良くなかったね」と首をかしげて引き揚げた。ここで快進撃を止めてしまうわけにはいかない。7年ぶりの頂点へ、ピンチの時こそチームの真価が問われる。【太田尚樹】
[2010年8月4日11時16分
紙面から]ソーシャルブックマーク



