背中痛で2軍調整中の巨人東野峻投手(24)が24日、降格後初めてフリー打撃とシート打撃に登板した。育成選手の福元、伊集院を相手にフリー打撃で30球。シート打撃では計9度の対戦で、1安打2四球と上々の内容だった。「(体調は)特に問題なかったです。呼んでもらえるように、準備するだけです」と力を込めた。

 打者を前に自然と気合が入った。通常なら使用する防護ネットを除去。直球に加え、カーブ、スライダーを織り交ぜた。予定していた60球に近づいたため、59球で打ち切ったが、キレと威力は降格前と比べれば、確実に良くなっていた。

 残りは8試合。首位中日とは2・5ゲーム差で、リーグ4連覇へ負けられない戦いが続く。「休んだ分、頑張るしかない。中継ぎでも何でもやるつもり。いけと言われたところで投げます」と強い決意をにじませた。【久保賢吾】

 [2010年9月25日11時44分

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