巨人の来季2軍コーチングスタッフに加わる3氏が26日、東京・大手町の球団事務所で会見を行った。内野守備走塁コーチには、豊富な指導経験を持つ森脇浩司氏(50)が就任。「選手に何ができるかではなく、選手と何をしていくべきかを考えていきたい」と、力を込めた。1軍コーチが検討された森脇氏の2軍入閣に伴い、勝呂寿統2軍内野守備走塁コーチ(47)が1軍内野守備走塁コーチへ配置転換されるとみられる。

 巨人OBの清水崇行氏(37)は打撃コーチ、小関竜也氏(34)は外野守備走塁コーチを務める。ともに初の指導者で30代。「選手と一緒に考えてやっていきたい」(清水氏)「まずは選手をよく知るところから始めていきたい」(小関氏)と、選手と近い年齢を生かし、指導に臨む。

 初めて巨人のユニホームに袖を通す森脇氏は「木村拓也コーチ(享年37)の分も責任を持って、ともにやっていく」と決意を語った。川相2軍監督の下、新たな陣容で選手層の底上げに務める。【佐竹実】

 [2010年10月27日8時36分

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