最大のライバルがお手本だ。西武ドラフト1位の早大・大石達也投手(22=福岡大大濠)が9日、埼玉・所沢のくすのきホールで新人選手入団発表会見に臨んだ。西武初の一般公開となった入団会見で背番号「15」のユニホームを初お披露目。大学時代の抑えから先発に転向する右腕は、大学同期の日本ハム斎藤の投球を卒業論文の研究テーマに据えたことを明かした。

 スポーツ科学部に籍を置き、目下の懸案事項は提出締め切りが今月16日に迫った卒業論文だ。少なくともA4判用紙で20枚以上という論文執筆に「(時間が足りず)一日中やっていたいくらい」と苦笑するほど追い込みをかけている。

 ただ、学生生活最後の課題すらプロへのステップにするあたりが6球団競合の逸材。テーマは「大まかに言うと『配球について』です」。自身の投球に加え、斎藤や広島1位の福井といったチームメートの投球ビデオを見て配球を分析。「自分は外角一辺倒。斎藤は内角をうまく使っている。先発転向のヒントはあると思います」と話した。

 この日、斎藤は1人で入団会見を行った。大石は「1人は絶対に無理です。しゃべりはだいぶ負けてます」と白旗を上げた一方で「いいライバルになれれば?

 そうですね。真っすぐのキレは負けたくない」と対抗心もチラリ。現時点は先発として未知数で、スター性もかなわないかもしれない。それでも、これから飛び込む同じ舞台で負けるつもりはみじんもない。【亀山泰宏】

 [2010年12月10日8時43分

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