アニキが“投げた”!

 阪神金本知憲外野手(42)が7日、広島市内のジム「アスリート」で自主トレを行い、シャドーピッチングを再開した。痛めている右肩を上げ、患部の状態を確認した。

 立て続けでの朗報だ。前日6日は本格的なティー打撃を再開。1キロのマスコットバットで約40球を打ち込んだ。「あそこまで振れるとは思わなかった」と手ごたえを感じ取り「まったくトレーニングできない状態」だった上半身のウエートトレも再開していた。

 翌日となったこの日は5時間超に渡ってジム内にこもった。2日連続で約30球のティー打撃を実行。上半身のウエートトレも連日で敢行したが、メニューはそれだけでは終わらなかった。ティー打撃後、シャドーピッチングに歩みを進めた。当面の目標は2月1日にネットスローを再開すること。シャドーとはいえ“スロー再開”は前進と言えるだけに意味は大きい。

 右肩痛は一進一退の状態が続いていた。2日前の5日、金本は「(リハビリは)試行錯誤というか、どうしたら良くなるのか、そればかり考えている。なかなか(状態が)上がってこないのも事実」と心境を吐露。辛い状況に追い込まれていたが、明るい光が差し込んできた。「アスリート」の平岡洋二代表の言葉にも明るい兆しが見え隠れする。

 平岡代表

 (上半身のトレーニングは)背中を中心に肩甲骨周りをやった。だいぶできるようになった。

 キャンプインまで残り1カ月を切り、投打ともにリハビリのピッチを加速させている。「ハッタリでもいい。明るくやっていきたい」と悲愴(ひそう)感は封印し、また1歩、復活への階段を上った。あと数日間は広島で自主トレ予定。鉄人金本の前向きな姿勢が、「野球の神様」のほほ笑みを呼ぶ。【佐井陽介】

 [2011年1月8日11時37分

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