日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)にアイドル並みのステージが用意される!?

 明日16日に千葉・鎌ケ谷で行われる日本ハムの新入団選手歓迎式典・交流会で、鎌ケ谷スタジアムのグラウンドの外野が開放されることが14日、分かった。球団は当初、内野スタンドの500円の入場券を2400枚販売する予定だったが、新人合同自主トレ3日間で計6200人を動員した“佑ちゃんフィーバー”を受けて再協議。急きょ、外野部分を立ち見エリアとして開放し、約3000枚の入場券を追加することになった。

 佑ちゃんが、あのAKB48ですら実現していない、屋外の“野球場ライブ”に登場する。日本ハムの新人6選手が主役を務める16日の新入団選手歓迎式典・交流会。約2400人を収容できる会場の鎌ケ谷スタジアムが、急きょバージョンアップして5000人以上収容可能となる。

 球団は当初、内野スタンド2400人分の入場券(1枚500円)を用意した。しかし、それだけでは混乱は避けられない。新人合同自主トレの観衆は初日から3日目のこの日まで、2500人、2000人、1700人と平日の3日間で計6200人に達した。式典当日は日曜日で、観衆が激増する可能性があるため、2軍関係者らが再検討。野球場を歌手のライブ会場にする際のように外野部分を使用。新たに約3000人分の立ち見席を確保することにした。

 2軍球団関係者は「より多くの方に見てもらいたいので、開放することになりました」と説明。外野部分には、ハイヒールなど芝生を傷めるような靴での入場は禁じるが、そのほかには厳しい制限はない。08年の式典では「彼女いますか?」との質問に、ドラフト1位中田が「『募集中』と言いたいところですけど、います」と堂々と発言した。外野部分が開放されて距離が縮まることで、選手とファンの交流はさらに深まる。佑ちゃんの意外な発言も飛びだすかもしれない。

 鎌ケ谷スタジアムは外周の道路から立ち見することも可能な構造。そのため、この3日間は、観客が道路に何重にもなって立ち見が出ていた。いつ、車と見学者の間で接触事故が起きてもおかしくない状況だが、外野部分を開放することで道路での立ち見を減らせる。事故が起きる危険性を減らせるという利点もある。

 この日、ピンクのネックウオーマーにサングラスで球場入りした斎藤佑は、新人合同自主トレの第1クールを終え、「多少筋肉痛はある。でもいい感じの張り」と心地よさそうだった。今後に向けて「順調です。満足しています。足りない部分は自分でやっているので」と話した。今日15日は合同自主トレは休み。明日16日に第2クールが始まり、トレーニング後に式典に臨む。昨年12月、札幌ドームで行われた単独の入団会見以上に熱い“ライブ”が見られるはずだ。

 [2011年1月15日8時54分

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