佑ちゃんフィーバーに沸き続ける千葉・鎌ケ谷市に、“佑ちゃんミュージアム”建設の構想が持ち上がった。16日、日本ハムの新入団選手歓迎式典に出席した清水市長は「斎藤選手だけではないですが、鎌ケ谷から(1軍へ)巣立っていった選手のバットやグラブを集めて、ミュージアムをつくれればと思っています」と私案を明かした。

 毎年ルーキーたちがプロ第1歩を踏み出していく鎌ケ谷だが、実力をつけると、1軍本拠地の北海道へと活躍の場を移す。今季のドラフト1位斎藤佑についても、キャンプ1軍スタートはすでに梨田監督が明言しており、同市で生活する時間は残り少ない。そこで同市長は「激しい練習を積んで汗にまみれたグラブなどを展示できれば」と描いた。手始めとして、この日取った新人6選手の手形を、新鎌ケ谷駅通路の壁面に展示。「ハイタッチコーナー」とすることも決まっている。

 また市長だけではなく、盛り上がっているのは一般市民やファンも一緒。午前6時に開門されると、200台分の駐車場は30分足らずで満車となった。警備員も通常時の約3倍となる50人が配置されるなど、人、人、人の風景に球団関係者は「まるでお祭りのようだ」と、仕事に追われていた。【本間翼】

 [2011年1月17日11時17分

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