劇団ひちょりは甘くない。横浜森本稀哲外野手(29)が20日、劇団への入団には審査があることを明かした。自主トレ先のハワイから帰国し、入団希望者を確認した森本は「江尻は失格ですよ。村田も(合格かどうか)怪しいです。僕が審査委員長になって決めます」とキッパリ。その一方で西武からのトレードが決まった大沼には「心強い。パフォーマンスのボスになってもらおうかな」とラブコールも送った。

 最初のハードルは「パフォーマンスがプレーに影響すると言ってるようなやつはダメです」とのことで、他の審査基準は森本にしか分からないが「やりたいやつが全員やれると思ったら大間違い」と厳しそう。お披露目は「何かできたらいいですね」と予告する本拠地開幕戦(3月29日、対ヤクルト)になりそうだ。

 ハワイではヤクルト館山と自主トレし、プロ13年目にして初めて、指にかかった投げ方を教わり開眼。受け手の捕りやすい送球を会得した。「ぼくの役割はチームの雰囲気を変えることと、期待以上のプレーをすること。横浜は強くなりますよ。確実に」と怪気炎を上げた。【竹内智信】

 [2011年1月21日9時11分

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