佑ちゃん、誘惑に惑わされず-。日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)が21日、千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレで2度目のブルペンに入った。タレント兼演出家のテリー伊藤(61)グラビアアイドル熊田曜子(28)らが訪問する中、捕手を立たせたまま変化球を交ぜて40球。集中力を乱すことなく、制球力を発揮してハートの強さを証明した。テリー伊藤から「熊田を水着にさせる」とドキドキの発奮材料?

 をもらう中、新人離れしたパワーで周囲をメロメロにした。

 佑ちゃんに、とんでもないご褒美?

 が舞い込んだ。この自主トレで2度目のブルペン投球を終了して室内練習場を出ると、熱烈な出迎えが待っていた。ラジオ番組の収録で訪問していた早実の先輩テリー伊藤と初対面。あいさつをかわした斎藤佑は「先輩なので、会えてうれしかったです」と両手で握手し、礼を尽くした。キャンプ地の沖縄での再会を約束すると、サプライズなプランが提案された。

 初の“佑ちゃん詣で”に興奮気味のテリーが、ほえた。「ク、ク、クマダを水着にしますから!

 沖縄では水着にさせますんで!」。収録で同行していたB92-W56-H84センチの熊田も、ナマ佑ちゃんに、ほおを赤らめた。笑顔で「オーラがすごい。年下とは(交際などの)経験がないけど、佑ちゃんだったらいいかも」。恋愛対象になるかと聞かれ「佑ちゃんなら、ぜひ」と声を弾ませた。これまで数え切れないほどの写真集を発売し、くびれの女王の異名を持つ熊田がメロメロ?

 になった。

 グラドルを初対面でKOするほど、斎藤佑のパフォーマンスは迫力満点だった。報道陣のみに公開された室内練習場のブルペンで、前回18日と同じく捕手を立たせたまま「7割くらい」で40球を投げた。テリー伊藤や熊田のほか、元巨人の江川卓氏も見守る、硬軟入り交じった雑然とした雰囲気をものともしない。スライダー、チェンジアップなど変化球8球も交え、感覚を呼び覚ました。「いい感じできていると思います」と手応えは上々だった。

 ブルペン入りすると、この日のようにゲストも多くなるが、意に介さずマイペース調整を続けた。「真っすぐへのこだわりはずっとあったので、もっと良くなるように。対打者になったときどうなるか」と、実戦的なイメージを徐々に膨らませている。この日も2200人のファンが集結。初めて練習終了後に少数のファンへサインする余裕も出てきた。「だんだん仕上がっているなという感じ」。先輩の心温まるハニートラップにも目もくれず、真っすぐに王道を進んでいく。

 [2011年1月22日8時35分

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