長友魂継承や!
阪神秋山拓巳投手(19)が26日、2軍キャンプ地の高知・安芸で走りまくる決意を語った。きっかけは、前日25日のサッカー・アジア杯準決勝を深夜までテレビ観戦。絶妙のクロスを連発し、絶好機を演出した愛媛・西条市出身の日本代表DF長友佑都(24=チェゼーナ)に刺激を受けていた。
「日韓戦?
見ましたよ。わが西条の長友さんですよ。あれだけ活躍してたらね。点に絡んでたし、楽しくPK戦まで見てました」。
長友とは面識はないものの、隣の中学校に通い、自転車で5分と互いの実家も近い、ご近所さん。「去年の初詣の時に見ました」。昨年1月、地元の神社で日の丸を背負う若きDFに遭遇していた。
「長友さんのサイドバックからの攻めが好きですね。限界を超えてからのスピードは精神的なものだと思います」。
この日は鳴尾浜でキャッチボールやノックなどで汗を流した。今オフ、秋山は140キロ中盤のスピードをキープするため、走り込みで下半身強化に取り組んでいる。イタリア人もびっくりの豊富な運動量を誇る長友に負けない体力を身につけるつもりだ。
1月には長崎・佐世保で城島道場に入門。女子ビーチバレー浦田・西堀ペアらと異業種合同自主トレも経験した。「他競技の選手との交流もいろんな話が聞けていいと思う」。長友の存在を励みに、1軍切符を目指す。【岡本亜貴子】
[2011年1月27日11時7分
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