<オープン戦:ソフトバンク5-3ヤクルト>◇5日◇ヤフードーム

 ソフトバンク打線が冬眠からお目覚めだ。初回、ヤクルトの開幕候補、石川に襲いかかった。

 上位打線が1死一、二塁の好機をつくると、4番に入った小久保裕紀内野手(39)が無得点行進をストップさせた。右翼線にポトリと落ちる適時二塁打。1日中日戦の7回から続いていた無得点を21イニングで止める一打で、小久保自身にとっても今季初打点。プロ18年目は茶目っ気たっぷりに振り返った。

 小久保

 シーズンにとっておきたいヒットや。立花(打撃)コーチが眼鏡をかけてから連敗、点取れていなかったし、点取りたかったから、よかった。

 多村が中前2点打でたたみかけると「左投手キラー」内川が本領を発揮した。2死一塁。外角球を上からたたくようにスイングし、右翼線に三塁打だ。

 内川

 向こうに打とうとしてきれいに打てた。今年初めてと言っていいくらい。あそこがファウルにならずに行ったのは、バットがいい角度で入っているから。

 昨季、対サウスポーで打率3割6分1厘の左キラー。内川のとどめの一打で初回に4長短打、4得点。大砲カブレラを温存するオーダーでも威圧感は十分だった。

 秋山監督

 立ち上がりをうまくとらえたね。久しぶり、つながったんじゃない。(左投手を)右(打者)が攻略したから、いいんじゃないかな。

 内川は村中に対した6回の遊撃内野安打でのタイムリーを含め、2安打2打点。1発はまだ出ていないが、ホークス打線のエンジンは温まってきたようだ。【松井周治】