広島のドラフト1位福井優也投手(23=早大)が、先発テストを受ける。7日までに、10日の教育リーグ対ソフトバンク戦(雁の巣)で先発する見込みとなった。テストをクリアすれば、オープン戦で先発するチャンスも与えられそう。開幕1軍へ向けた試金石ともいえ、意欲満々で挑む。

 即戦力右腕が、先発としての力量を試される。10日の教育リーグ対ソフトバンク戦への登板がテストの舞台になる。野村監督は「下で投げてみて判断していかないと。それ次第で(1軍での)チャンスがあるかということ」と説明。結果、内容次第では、オープン戦で先発機会を与えることになりそう。その先には開幕1軍がある。大野投手チーフコーチは「中(中継ぎ)でやる選手ではなく先発タイプと思っているし、試合で投げられる状態なら当然、先発ではどうか見てみたい」と話した。

 福井はもちろんやる気満々だ。「今まで全然アピールできていないので、先発でアピールしたい。自分の今持っている力を見せたいし、見てもらいたいです」と話した。

 キャンプイン前から練習不足で調整は遅れていたが、5日のロッテ戦(マツダ)でオープン戦初登板。最速145キロの速球も披露して、1回を無失点に抑えた。指揮官も「いいアドレナリンが出ていたし、本番で力を発揮するタイプかなと思った」と、潜在能力の高さを評価する。

 この日マツダスタジアムで行われた練習では先発投手組に入り、打撃練習やバント練習などをこなし、ブルペンでも約60球を投げた。ただ、まだ1度しか実戦に登板しておらず、現在のコンディションにも納得していない。

 「自分の中で、思った球がまだ投げられていない。球が抜けることもあるし、先発でも投げていないですから」。

 先発投手として開幕1軍に残ることしか考えていない。同じ新人の岩見、中村恭がともに中継ぎでオープン戦4試合無失点の好投を続けていることや、早大同期の日本ハム斎藤が6日の巨人戦で勝ち投手になったことも気にしない。「周りを見て焦ることはないです。与えられたチャンスを生かして、アピールしたい」と意気込んだ。先発投手陣の一角に食い込むため、まずは教育リーグで実力を見せつける。【高垣

 誠】