<オープン戦:広島3-6楽天>◇8日◇マツダスタジアム

 試合後の第一声は、ちゃめっ気たっぷりの「明けましておめでとうございます」だった。楽天岩村明憲内野手(32)が広島戦でオープン戦初安打を放った。2回、ジオから右前打。4回無死二塁では、再びジオから左越え適時二塁打を放った。「結果が出てなくてモヤモヤ感があった」。7打数無安打を抜けると、一気にマルチ安打を記録した。

 星野監督に打席で上体が突っ込んでいることを指摘されたが、同時に「お前は経験がある。大丈夫だ」と言われた。この日の試合前練習では、田淵ヘッド兼打撃コーチと一緒に打撃映像をチェック。適時二塁打は、外角135キロを逆方向へ打ったもの。強い打球に「ああいう当たりが左中間に飛べば。1つの目安」と本人も納得。首脳陣の“メス”にも即座に応えてみせた。

 星野監督も「目が覚めたと言ってたな。1試合だけじゃなく続けていかないとな」と喜んだ。岩村は「何のために野球をやっているか。楽しまないとね」。開幕まで2週間あまり。ボールゲームの原点を思い出し、エンジンのギアを上げる。【古川真弥】