今年の西武ドームでの戦いの火ぶたは、この男が切る。西武が本拠地開幕戦となる29日のロッテ戦の始球式に清原和博氏(43=日刊スポーツ評論家)を起用することが8日、分かった。清原氏が西武ドームの開幕戦始球式に登場するのは06年以来のこと。当時はオリックスの打者として、トリノ五輪女子フィギュアスケート金メダリストの荒川静香に対して打席に立った。

 これまで始球式といえば常に打席に立つ側だった。投手としての始球式は清原氏にとって初めてとなるが、西武からの依頼に対して「やります」と即決。球団への恩返しの気持ちは、迷いを生まなかった。始球式の直後には文化放送でのラジオ解説の仕事が入っているため、スーツ姿での登板。ボールにはナインへの激励の意味を込める。熱い闘魂注入となりそうだ。