<オープン戦:ソフトバンク0-3巨人>◇9日◇福岡ヤフードーム
ヒットメーカーが足でも光った。5回2死一塁でソフトバンク内川聖一外野手(28)が二盗を決めた。9番山崎の4球目だ。無我夢中で駆け抜けた。セーフの判定を見て少し笑顔がほころぶ。昨季は148盗塁でパ・リーグ断トツだったチーム方針を理解し、オープン戦初盗塁を決めた。
「決して美しいとは言えない。たまたまですよ。でも、次の塁を目指そうという意識は少なからず高くなっている。昨年より一足分くらいリードも大きくなった」。
昨季は1盗塁で過去最高は06年の8盗塁。通算でも22盗塁と、走力をイメージするタイプではない。だが、幼いころはダイエー主砲の秋山に憧れた。外野手の理想像を打って走れる選手だという。
「秋山さんの現役時代は、詳しくは知らないけど、ダイエーのユニホームに憧れて、試合を観戦した記憶はある」。
1月の自主トレでは今季の目標に20盗塁達成を掲げた。試合前、他の選手がフリー打撃に入った時に、何度も一塁でスタートを切りながら、二盗のイメージを膨らませていた。
「どこまでレベルアップできるかは分からない。だが、努力をしていかないといけないと思っている」。
5回に内角の直球高めの直球を左前にはじき返し、2試合連続安打と打撃でも調子が上向いてきた。慣れない中堅守備も無難にこなす。秋山監督の現役時代のような走攻守そろった外野手を目指し、FA砲内川が走りだす。【奈島宏樹】



